兼重 淳

兼重 淳 Atsushi Kaneshige


映像監督・演出家・脚本家

1967年生まれ、群馬県前橋市出身。フリー助監督として是枝裕和監督作品や橋口亮輔監督作品、犬童一心監督作品に数多く参加。『ちーちゃんは悠久の向こう』(08)で監督デビュー。その他監督作に『腐女子彼女。』(09)、短編映画『スパゲッティナポリタン』(09)、『キセキーあの日のソビトー』(17)『泣くな赤⻤』(19)、『461個のおべんとう』(20)、『水上のフライト』(20)など。今年3月に銀座博品館劇場で公演した朗読劇『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』では脚本・演出をした。

この映画を撮影していた2019年の夏、
現場でイノッチやみっちーと「おべんとうっていま世界的にブームになって来ているから、
世界も日本もいろいろな映画祭に呼ばれて一緒に行けたら良いね」などと話をしていた。
でも、その年の12月初旬に発見された新型コロナウイルスはみるみる広まってパンデミックと呼ばれる世界的な流行になり、
公開時の2020年11月は座席間隔を空けた半分の入場者に制限されて映画祭も中止が相次ぎ、
開催されてもリモートや作品上映だけの形式となって、僕らの夢は叶わなかった。
そんな中、今回のようなお話を頂けて本当に嬉しい。
しかも、生まれて初めて乗った飛行機の行き先『北海道』に行ける。
撮影していたあの頃の記憶を呼び覚まして、裏話を話せるようにしようと思う。
どうぞ宜しくお願い致します。